2017年2月14日火曜日

ホームレス留学生

こんにちは。九州大学フランス文学研究室3年の田中慎一朗です。私は現在、ボルドー第3大学に20169月~20175月まで、約9ヶ月の予定で留学しています。改めてこうして書いてみると早いもので、僕のボルドー留学もすでに半分以上が過ぎたようです。本当にあっという間だったなあという感じです。今回は、僕が大学の学生寮に入寮するときに起こった出来事について話したいと思います。

ボルドーに到着した初日、最初にして留学生活中で最大に困ったことが、寮に入寮できなかったことでした。パリのモンパルナス駅を朝6時に出る新幹線に乗り、何も飲まず食わずでCROUS(大学福祉地方センター)の、寮の事務手続きをしている建物にたどり着きました。


その日は91日でしたが、よく晴れていて直射日光の厳しい真夏日和でした。共にフランス入りした同じ大学の友人2人と、ボルドー駅で留学生の最初の事務手続きの手伝いなどをしてくれるチューターのフランス人2人と合流し、その建物へ向かいました(僕もチューターの申請はしていましたが、返信のメールが全く来なかったので僕にチューターはいませんでした)

建物についてみると、入寮の手続き待ちの学生がズラリと行列をつくっていて、炎天下のなか僕たちは3時間ほど待たされることになりました。やっとの思いで事務に着くと、僕は「事前に送らければいけない書類が全く届いていないから鍵は渡せない、手続きがまったく不完全だ」といった趣旨のことを言われ、ボルドー到着初日にしてホームレス留学生になってしまいました。

このときは、重たいキャリーバッグとリュックサックを抱え、かなり途方にくれたのをよく覚えています。朝から何も食べていないし、CROUSの手続き待ちの行列の中で渡されたコップ一杯の水しか飲んでいないし、フランス語はわからない、ボルドーの地理も、文化も振る舞い方も何もかもわからない、直射日光をガンガンあびて色々と疲れているし、何より家がない


ただ唯一たすかった(?)のは、一緒にボルドーに来た2人の友人のうち、ひとりが僕と同じように手続き不足で入寮できなかったことでした。この友達はフランス語がよくできたので、チューターと今の状況や、やらなければならないことを話し合い、僕にいろいろと教えてくれました。結局その日はその友人のチューターのアパートに行き、寝床を提供してもらうことになりました。家について飲んだコーラと冷凍食品のクスクスの、なんと美味しかったこと!この2人には本当に感謝しています。結局、翌日に再びCROUSへ行き、最低限の手続きだけ済ませ、なんとか入寮することができました。


僕の印象ですが、フランスは何かと、事務手続きや証明などを書類でしっかりやる、悪く言えば面倒くさい感じがします。ですので、手続きが大変だから、フランス語で書かれた書類を読むのが面倒だからと後回しにせずに、きちんと片付けていくようにしたほうがいいなと思いました。

田中慎一朗

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