2013年11月29日金曜日

パリ物価事情

 こんにちは!ESSEC留学中の榎本高之です。

 今回は(滞在可能性のある人なら気になるであろう)パリの物価事情について書いてみます。郊外にいくほど当然安くなるので、参考までに。また、2013年秋現在の為替レートである、1ユーロ130-139円程度(だいぶ幅ありますが。)という前提で話します。

【物価ダイジェスト】
 全体的に日本より高い。笑 でも、円安の影響で仕方ないかな、程度の価格差ではあります。ただし、外食だけは明らかに高い。

【テーマ別詳細】
・外食はほぼ全てたっかい!ファストフードも含めて。唯一いいなと思うのは、チェーンでない個人パン屋がクロワッサンを筆頭に安いこと、カフェの数が半端なく多いこと。

 昼食は最低10ユーロ、夕食は最低20ユーロをみておくといいかな。もちろん、特に夕食は天井知らずなので、この金額はあくまでもボトムです。ファストフード店、たとえばマクドナルドでも、10ユーロ弱はかかります。
フレンチスタイルピザとビールで11ユーロ(昼からのんでてすいません)。ちなみに僕は左。
自宅から徒歩3分のマクドナルドにて。このありがちなセットで8.5ユーロ。

 
・したがって、必然的に自炊へのインセンティブが強く働く。食材自体はけっこう安いです!円安の影響で日本より少しだけ高く感じるけど、まあそこまででもない。

・やはりワインは大変安く、スーパーで€10のものを買ったならそれは十分美味しいワインでしょう。なにせ€2から複数種類のワインが並び、€5だせばかなりの選択肢が現れます。

・住居費は、パリでオールプライベートの個室に住もうと思ったら最低月€700はかかります。現在(2013年秋)のレートだと10万円程度ですね。人によっては€1000以上払っています。オールプライベートへの欲望を捨てれば()かなり安くなるようです。キッチンシェアのやや狭い学生向け個室に住んでいる友達は、€530と言っていました。
少し郊外に出れば、当然安くなっていきます。僕は電車で市外に30分ぐらい北西にいったところに住んでいて、広めなオールプライベートで€580。パリ中心部なら€900はすると思います。
さすが富裕層の街、全体的に高めな住居費ですが、しかし!!仏政府が学生には住宅補助を出してくれます。これは住居の部屋面積に応じて支払われ、僕のところには€208補助されます(まだ支給されていません、遅いです!もちろん遅れた分も遡って支給されますが)。
 
・電車はパリ市内の地下鉄は片道€1.7。これは日本と比べても安いですね。市内を出るとどんどん上がっていって、たとえばESSECの最寄駅から30分かけてパリ市内に入る場合、片道€5.8かかります。これは高い!ただし、週末は一日乗り放題€8.1というのがあります。

・バスは安いです。空港からESSECまで1時間かけて行っても€2。パリ市内なら、上記の地下鉄と同じ切符で€1.7。

・タクシーは日本と同じくらい、つまり高いです!初乗りは日本より安いので、短距離なら若干お得感あるかも。

・一般的な観光施設(美術館、凱旋門やエッフェル塔などランドマーク、博物館、などなど)は日本と同じぐらいかな。といっても、学生は大概割引が効くのでお得感あり。留学生含め、EU圏内の学生証をもっていると大抵の美術館に無料で入れます。ルーブルもオルセーを始めとする多くの美術館も、博物館も無料。すごい。

・芸術鑑賞については、例えば日本と比べれば圧倒的に割安だと思います。先日観たバレエは席に応じ€92~€10。特に学生には相当優しく、先日パレ・ガルニエにてバレエを観た際には、€92の一等席が学生には€20でした。オペラ・バスティーユというもう一つの著名な劇場では、立見席€5というのも販売されることが多くあります。
 
パレ・ガルニエ。ここでのバレエ・オペラ鑑賞はフランス観光のハイライトの一つ。
(演目により、時間に余裕をもった事前予約必須)

【結局為替じゃん、というおはなし】
 みてください。(Yahoo!JAPANファイナンスより)



 縦軸は1ユーロあたりの日本円、横軸は月です。(1月、5月、9月の表示があります)
 はあ、一年ちょっと前は1ユーロ100円切ってたんだよなあ
 アベノミクスってすげえと思っている皆さん、海外旅行者にとっては円安は「大問題」です!お忘れなきよう。笑 

 今回はこんなところで!
榎本



2013年11月28日木曜日

パリのクリスマスイルミネーションとマーケット

こんにちは。HECに留学中の重岡です。
今日はパリのクリスマスイルミネーションとクリスマスマーケットについてご紹介したいと思います!

まだ11月ですが、クリスマス用のイルミネーションが始まり、街がにぎわっています。

マドレーヌ寺院近くのイルミネーション
特にギャラリーラファイエットとプランタンというデパートのクリスマスイルミネーションは豪華で、一見の価値ありです。


デパートのショーウィンドウがクリスマス用に飾り付けられていて、テディベアや女の子のキャラクターが可愛らしく動く仕掛けになっています。ショーウィンドウの手前には、子供が近くで見れるように台が置いてあり、子供たちが笑顔ではしゃぎながら、楽しそうに眺めている様子も微笑ましいです。

中にはスーツ姿のサンタさんがゆっくり回っている、シュールな飾り付けもあります。


続いて、シャンゼリゼ通りのクリスマスマーケットをご紹介したいと思います。この時期になると、シャンゼリゼ通りには色が移り変わるライトが設置され、コンコルド広場に観覧車が建てられます。道には食べ物や雑貨を売っている小さなお店が軒を連ねています。小さな仮設スケートリンクもあります。

個性豊かなお店が並んでいて、見ているだけでも楽しいです。


手作りせっけん、ろうそく、ニットの帽子やマフラー、インテリや雑貨、そしてもちろんクリスマス用品もあります。

食べ物も充実してます!寒い中ホットワインを飲むと温まります。マッシュルームスープもとてもおいしかったです。


 砂糖たっぷりの大盛りチュロスも、揚げたてでおいしいです。

他にも、ワッフル、甘栗、ホットドック、クレープ、またチョコレートやマカロンなどのお菓子が売られています。
イルミネーションを見ながら、ほかほかの食べ物を味わうのは幸せな気分になります(^^)



今週末に、学校のイベントでコルマールのクリスマスマーケットに行ってくるので、その時の様子もお伝えできたら良いなと思います!


次回の投稿では、HECの授業の様子について書く予定です。それではまた!

2013年11月19日火曜日

パリ留学のおもしろさ


はじめまして。

慶應義塾大学法学部政治学科3年の城島未来です。



私は今、大学を休学し
パリにあるソルボンヌ・ヌーヴェル(パリ第三大学)にて語学の勉強をしています。

今回はここまで来た私の経緯や堅苦しい大学の歴史・勉学についてはすっとばして、
パリで留学することの面白さを私の等身代の目線で書かせていただきます。

 それでは、短いのでどうぞ!




【語学留学と言うと・・・】



「フランスへは何を勉強しに来たの?」


まずフランス人と話をするときに、最初に聞かれるのはこれです。
もちろん、日本にも海外からの留学生がいたらこう聞くのはごくあたりまえのことですよね。そこで私が、
「フランス語を学びに来たんです。」と言うと、

多くの人が「それだけ・・・?」と聞き返してきます。


日本ではそれほど不思議なことではないはずなのに、

なぜなのでしょうか。




こう聞かれる理由の一つとして、

“エラスムス”の存在があることは否定できません。



欧州における学生の流動化を促すことを目的とした交換留学システム

エラスムス計画(ERASMUS, European Region Action Scheme for the Mobility of University Students)

をとても身近に感じるここパリでは、専門もなくただフランス語の勉強に来たということがとても不思議に思われることがあります。それもそのはず、ここに留学に来ている“エラスムス学生”のスペイン人、イタリア人たちは、ごく当たり前のようにフランス語を聞き取り、話し、書き、論文を読みディベートで火花を散らしているのです。(英語は当たり前。。)



この“エラスムス”を題材にした







という青春映画もここフランスで2002年に製作され、ヨーロッパ各国で大ヒットを記録しました。コメディということもあり少々偏りがある内容ですが、興味がある方はイメージの一助となればラッキー、くらいの気持ちでご覧になってみて下さい。



しかし「欧州の」といっても、ここでは「留学生」=ERUSMUS」というイメージ。
私のようなどこからどう見てもアジア人の学生ですら「エラスムスで来たの?」と聞かれます。



その時はもちろん、
「そう!エラスムスの学生!」と答えます(ダメ)

ついでに、エラスムスのパーティにも参加します。



そのついでに、
エラスムスの旅行にも参加します。(もうなんでもアリ)
















古城が建ち並ぶロワール地方にて、ロシア、レバノン、フランスからの学生たちと。 


「エラスムスの」とは言っても、この旅行はパリの学生たちにより運営されたもので、世界中から集まった留学生たちを格安でフランス国内にとどまらずベルギー、ロンドンなどの隣国へツアーしてくれるもので、特にここでもエラスムスと他の留学生との間に区別はつけません。留学生たちをホストするこのような団体はパリには数え切れないほどあり、毎週のようにどこかでイベントが企画されています。

パリでは、このように留学生に対する現地の学生たちの意識が、まるっきり日本のそれとは違います。他のフランスの街々に比べて物価は高いし、人がせわしなく行きかう忙しい街パリですが、このような点からもパリで暮らすことのメリットは大いにあると思います。

今後も、ソルボンヌ大学について、自分の勉強していること、寮での暮らしなど、私なりの目線で細かく追っていければと思います。

それでは!









【2013.11.19 城島】



2013年11月17日日曜日

自己紹介&留学先紹介―シアンスポ ル・アーブル


 みなさん、初めまして。慶應義塾大学経済学部2年/パリ政治学院ル・アーヴルキャンパス1年の高橋ゆりと申します。

 私は今年の8月より慶應義塾大学とパリ政治学院のダブルディグリープログラムの2期生として、パリから電車で2時間程のところにあるル・アーヴル(Le Havre)という街に留学しています。


 今回は初回投稿という事でパリ政治学院について簡単にお伝えできればと思います!


【パリ政治学院とは】

 パリ政治学院(正式名称:Institut d'études politiques de Paris)はフランス独自の高等教育機関であるグランゼコールの一つで、通称Sciences Poシアンスポと発音します)と呼ばれています。フランス人で知らない人はいないとされるフランス屈指のエリート校、だそうです。(自分で言うのもなんだか照れくさいものです)

 社会学系を専門としているパリ政治学院はフランスの政財界を始め、世の中に多数の優秀なOBOGを輩出しており、近年のフランスの首相や大統領、大臣の多くもパリ政治学院を卒業しているそうです。


 ここで少々疑問に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「なぜパリ政治学院なのにパリに住んでいないの?」、と。

 そうなのです()実はパリ政治学院はメインのパリキャンパスの他にディジョンやナンシーなど、フランス各地に計7つのキャンパスがあり、パリ以外のキャンパスには第一課程の生徒達が通っています。各キャンパスによってテーマが違い、私の通っているル・アーヴルキャンパスは別名ユーロアジアキャンパスで、学生の約半数がアジアからの生徒で占められており、ヨーロッパとアジアについて主に学んでいます。(他にもポワチエのキャンパスは別名ユーロラテンアメリカキャンパス、といったようにそれぞれのキャンパスが違った国際色を持っています)



 (左手に見えるビルの【右半分】がパリ政治学院ル・アーヴルキャンパスの校舎です。手前に一部見えるのはまた別の大学のキャンパスです()全2学年、生徒総数約250人の小さなキャンパスです。)

【留学について】

 私はダブルディグリーという慶應とシアンスポの2つの学位を取得するプログラムに参加しています。普通の交換留学とは違い、他の生徒達と共にパリ政治学院に入学し、第一課程の2年間を一生徒としてそこで過ごし、第二課程にあたる3年目以降を慶應で学び、卒業する事によって両方の学位が取れる仕組みとなっています。そのため、2年間フランスに通う事になりますので、他の方達とは少し違った経験が出来るのかな、と思っております。日々の経験の一部をこの場を借りて皆さんにお伝えできれば幸いです!


 学業や教育システム、日常生活についての詳しいお話はまた改めてお伝えします!
今回はこの辺で。


高橋

2013年11月10日日曜日

パリ郊外のビジネススクール―HEC


こんにちは!私はHEC ParisHEC経営大学院)に半期交換留学に来ています。
HECはグランゼコールと呼ばれる商業に特化したビジネススクールです。
多くのディスカッションやプレゼンがあり、インタラクティブな授業が行われています。フランス語で授業を受けることも可能ですが、私のフランス語力は簡単な日常会話レベルなので、英語で授業を受けています。交換留学の学部生もマスターコース(修士課程)の学生と同じ授業を受けることができるので、周りの学生のレベルの高さに毎日刺激を受けています。私は今まで経済学を専攻してきたので、ビジネスマネジメントの授業は新鮮で実用的に感じます。




HEC Parisという名前が付けられていますが、キャンパスはパリから電車で1時間程かかる片田舎にあります。周りには何もありません。笑 メリハリをつけて勉強するには良い環境だと思います。
Jouy-en-Josas(最寄駅)

基本的に月~木曜に授業が集中しており、課題やグループワークが多いので、なかなか忙しい日々を送っています。平日は勉強、週末はパリ観光や旅行で、あっという間に時間が過ぎていきます。




私は半期(4ヶ月)の交換留学なので短い期間ですが、密度の濃い留学生活が送れるよう頑張っていきたいと思います。
welcome weekのパリ散策イベント

今後、授業の様子、学校のイベントや現地学生との交流、パリ観光、食べ物、ヨーロッパ旅行など、色々なトピックを選んで詳しくお伝えしていきたいと思います。


慶應義塾大学経済学部

重岡 絵美里


2013年11月2日土曜日

シャンゼリゼ通りを下る

こんにちは!ESSEC留学中の榎本高之です。

パリ市街地は山手線圏内(63㎢)をもう一回り大きくした程度の面積(87㎢)で、二つの森をあわせると広大に(105㎢)。全てを紹介することは難しいですが、自信が実際に訪れハイラインととして紹介したいものはどんどんポストしていこうと思います。


初めてみた”パリ”は、凱旋門でした。
(Charles de Gaulle - Étoile駅でメトロを降り地上に出るとぐわっと現れます)
シャンゼリゼ通り方面から、凱旋門を見上げる。

今日はここからコンコルド広場まで、シャンゼリゼ通りを下ってみます。


凱旋門は52mの高さで、屋上(エレベーターはなく、螺旋階段で上ります)から目の前にのびる華やかなシャンゼリゼ通りを見下ろすと、観光客に賑わうパリの活気を肌で感じることができます。そして意外とローカルな皆さんもたくさんコーヒー飲んで語らってます。(ここぜったい観光客プライスでしょ...)


凱旋門から東南東にのびるシャンゼリゼ通りは、世界で最も有名な通りの一つに数えられるでしょう。観光客、地元フランス人、ビジネスマン、パフォーマー(、スリ)と多様な人々で溢れています。



シャンゼリゼに入ると左側
にすぐみえるのがCartier。
その先にMONTBLANC
右側にはLANCEL

ディズニーストアも。
フランスデザインが面白い

LOUIS VUITTON本店

レストラン屋外席での語らいも
シャンゼリゼ通りの典型的な風景

Abercrombie & Fitchは入口から美術館
のような贅沢なスペースの使い方。
LOUIS VUITTONと同様に、
週末には客の列ができる
コンコルド広場に向かって通りを下っていくと、やがて店舗が少なくなり、並木道が続きます。この一件寂しげなエリアは、クリスマス時期にクリスマスマーケットの出店が軒を連ねるのです。(クリスマス・マーケットのレポートはHEC留学中の重岡さんの記事をご覧ください。)


クリスマス・マーケットの前に、このエリアの重要な2つの建物を纏めておきます。


グラン・パレ(Grande Palais)















1900年パリ万国博覧会のメイン会場。
国立ギャラリー(Galeries Nationales)が入り、常時ではないものの企画展を実施しています。

プチ・パレ(Petit Palais)


グラン・パレの真向い。こちらも1900年の博覧会向けに建てられました。パリ市立美術館(Musée des Beaux-Arts de la ville de Paris)として使われています。

なお、道路を挟んで反対側には、大統領官邸であるエリゼ宮(Palais de l'Élysée)があります。普段は見学できませんが、文化の日に一般公開されます。


さて、コンコルド広場までの並木道はクリスマス時期には様変わり。所狭しと出店が軒を連ねます。





スケート場も出現。
マーケティングの鬼サムスン、やはり現れたか。
(全く関係ないですが昨日マーケティング科目の過去問やってて
サムスンvsアップルの海外マーケティング競争の問題やったのです。笑)
クリスマスマーケットはコンコルド広場まで続きます。コンコルド広場(Place de la Concorde)は、ルイ16世やマリー・アントワネットがギロチンで処刑された場所。オベリスクと呼ばれる巨塔や、荘厳な噴水が有名ですね。また八角形のこの広場には、フランス八大都市の女神像がそれぞれの角におかれています。
クリスマス時期には観覧車が出現。中央の石柱がオベリスク。

当初はルイ15世の騎馬像が置かれ"ルイ15世広場"と名付けられていましたが、フランス革命によりその広場でルイ16世が処刑された、とはなんとも皮肉な話です。

この文脈で、この広場はフランス革命を語る上での一つの中心地となっています。

ルーブル美術館にそのまま向かいたい場合は、ここを直進して1区に入ります。


さて、いま下ってきたシャンゼリゼ通りは、”パリの歴史軸”と呼ばれる線分上にあります。詳細はこちらの記事へ。




番外編

凱旋門から南東へシャンゼリゼを下ってきたわけですが、凱旋門から北東にのびる道を進んだ、大好きな公園を紹介しておきます。

モンソー公園(Parc Monceau)。


たくさんのパリジェンヌ・パリジャンがひなたぼっこしてます。観光客はほとんどいないがローカルな人たちに愛されている、とっても素敵で落ち着く広大な公園。心安らぎます。読書かデートで是非。
モンソー公園から観光をはじめるツーリストなんてなかなかいないでしょうね。誰かやってみてください。笑


ところで僕はラグジュアリーブランドに関心が強いので、シャンゼリゼの(、またマドレーヌ教会付近にも多い)著名ブランド本店たちはとっても刺激的です。

 製品の原材料そのものの価値をはるかに超える価格を維持する高級品産業の、「目に見えない価値」、どうやってこんな風につくりだせるんだろうって思いませんか?それを解明して将来のビジネスに応用するのが目標だったりします。わくわく。

ではまた!

榎本高之/Takayuki Enomoto

リヨン第三大学の紹介

こんにちは!リヨンから2回目の投稿です。


着いた当初(8月)は、21時くらいまで外が明るかったのですが、だんだん日が短くなってきました。リヨンは、まだそんなに寒くはないです。フランスの冬は寒いらしいので、乗り越えられるか不安です。


今回は、私の留学先であるリヨン第三大学について紹介します!

学校生活については、たくさん書きたい事があるので、何回かにわけてお伝えします〜


リヨン第三大学は、1973年にジャン・ムーランによって創立されたフランスの国立大学です。リヨン大学には3つの大学があり、第一大学は理学・工学・医学系、第二大学は人文科学・社会科学系、第三大学は法学・経営学・外国語学・人文科学・哲学系の学部によって構成されています。








キャンパスは夜になるとライトアップされ、とてもきれいです。(さすがリュミエール、光の祭典で知られるリヨンって感じですよね!)








リヨン第三大学には、2つのキャンパスがあります。メインキャンパスの他、もう一つのキャンパス(というよりも建物)が、リヨン第二大学の中にあります。ほとんどの授業はメインキャンパスで受けることができますが、哲学部の授業と、文学部の三年生の授業はもう一つのキャンパスに通わなくてはなりません。キャンパス間はそんなに遠くないので、公共機関をうまく利用すれば、授業間が30分でも移動は可能です。(実際私は30分で移動して授業を受けています)


気になる授業ですが、留学生は、基本的に学部関係なくどの授業も履修する事ができます。授業の形式は、大教室で行う講義式のCM、少人数でゼミ形式で行われるTDと2種類あります。また、留学生は、フランス語の授業と、フランス文化の授業が義務づけられています。そのためのクラス分けテストが、9月上旬に行われます。


リヨン第三大学には、日本語学科があり、積極的に話しかけてくれるので、フランス人の友達がたくさんできます。一緒に授業を受けたり、お昼を食べたり、パーティーをしたりと、多方面で交流できます。


現地の学生はよく学食を利用します。

大学の学食は安くてボリューム満点!!とても量が多いです。

3.15ユーロで、本日のメニュー、サラダ、デザート、パンを選ぶことができます。(写真)学生証にお金をチャージし、それで支払いをします。食堂は広く、いつも多くの学生で賑わっています。

構内にはカフェテリアがあり、また学校のすぐ近くにマクドナルドやカフェ、ケバブ屋さんなどたくさんお店があります。

リヨン第三大学には購買がありません。大学のグッズは、ネットから買う事ができるらしいです。また、構内には自販機がおいてあり、カップ式コーヒーは0.4ユーロで買う事ができます。休み時間など、自販機前は多くの学生で溢れています。










大学と言えば、図書館の環境も気になりますよね!写真の正面のガラス張りの建物が図書館です。リヨン第三大学の図書館は見た目以上に広いです。自習スペースが多く、テスト前に限らず、たくさんの学生が自習しています。日本の大学では、普段はガラガラ、テスト前のみ席の争奪戦が繰り広げられていたので、フランスの大学の図書館の様子に驚きました。図書館の開館時間は、平日は8:3019:00(日にちによっては21:00)、土曜日は9:3017:00とあまり長くはないのが残念です。






今の私はというと、10月末から一週間ほどバカンスがあるので、日々の課題に追われながらも、旅行の計画を立てているところです。

海外の学生は本当にタフだなとつくづく感じます。夜中まで飲み遊んでいても、次の日の朝8時の授業にちゃんと出席しています。授業中寝ている人もいなく、皆とても意欲的です。私も、そのタフさを身につけ、充実した留学生活を送れるよう努めたいと思います。


では!