2013年11月2日土曜日

シャンゼリゼ通りを下る

こんにちは!ESSEC留学中の榎本高之です。

パリ市街地は山手線圏内(63㎢)をもう一回り大きくした程度の面積(87㎢)で、二つの森をあわせると広大に(105㎢)。全てを紹介することは難しいですが、自信が実際に訪れハイラインととして紹介したいものはどんどんポストしていこうと思います。


初めてみた”パリ”は、凱旋門でした。
(Charles de Gaulle - Étoile駅でメトロを降り地上に出るとぐわっと現れます)
シャンゼリゼ通り方面から、凱旋門を見上げる。

今日はここからコンコルド広場まで、シャンゼリゼ通りを下ってみます。


凱旋門は52mの高さで、屋上(エレベーターはなく、螺旋階段で上ります)から目の前にのびる華やかなシャンゼリゼ通りを見下ろすと、観光客に賑わうパリの活気を肌で感じることができます。そして意外とローカルな皆さんもたくさんコーヒー飲んで語らってます。(ここぜったい観光客プライスでしょ...)


凱旋門から東南東にのびるシャンゼリゼ通りは、世界で最も有名な通りの一つに数えられるでしょう。観光客、地元フランス人、ビジネスマン、パフォーマー(、スリ)と多様な人々で溢れています。



シャンゼリゼに入ると左側
にすぐみえるのがCartier。
その先にMONTBLANC
右側にはLANCEL

ディズニーストアも。
フランスデザインが面白い

LOUIS VUITTON本店

レストラン屋外席での語らいも
シャンゼリゼ通りの典型的な風景

Abercrombie & Fitchは入口から美術館
のような贅沢なスペースの使い方。
LOUIS VUITTONと同様に、
週末には客の列ができる
コンコルド広場に向かって通りを下っていくと、やがて店舗が少なくなり、並木道が続きます。この一件寂しげなエリアは、クリスマス時期にクリスマスマーケットの出店が軒を連ねるのです。(クリスマス・マーケットのレポートはHEC留学中の重岡さんの記事をご覧ください。)


クリスマス・マーケットの前に、このエリアの重要な2つの建物を纏めておきます。


グラン・パレ(Grande Palais)















1900年パリ万国博覧会のメイン会場。
国立ギャラリー(Galeries Nationales)が入り、常時ではないものの企画展を実施しています。

プチ・パレ(Petit Palais)


グラン・パレの真向い。こちらも1900年の博覧会向けに建てられました。パリ市立美術館(Musée des Beaux-Arts de la ville de Paris)として使われています。

なお、道路を挟んで反対側には、大統領官邸であるエリゼ宮(Palais de l'Élysée)があります。普段は見学できませんが、文化の日に一般公開されます。


さて、コンコルド広場までの並木道はクリスマス時期には様変わり。所狭しと出店が軒を連ねます。





スケート場も出現。
マーケティングの鬼サムスン、やはり現れたか。
(全く関係ないですが昨日マーケティング科目の過去問やってて
サムスンvsアップルの海外マーケティング競争の問題やったのです。笑)
クリスマスマーケットはコンコルド広場まで続きます。コンコルド広場(Place de la Concorde)は、ルイ16世やマリー・アントワネットがギロチンで処刑された場所。オベリスクと呼ばれる巨塔や、荘厳な噴水が有名ですね。また八角形のこの広場には、フランス八大都市の女神像がそれぞれの角におかれています。
クリスマス時期には観覧車が出現。中央の石柱がオベリスク。

当初はルイ15世の騎馬像が置かれ"ルイ15世広場"と名付けられていましたが、フランス革命によりその広場でルイ16世が処刑された、とはなんとも皮肉な話です。

この文脈で、この広場はフランス革命を語る上での一つの中心地となっています。

ルーブル美術館にそのまま向かいたい場合は、ここを直進して1区に入ります。


さて、いま下ってきたシャンゼリゼ通りは、”パリの歴史軸”と呼ばれる線分上にあります。詳細はこちらの記事へ。




番外編

凱旋門から南東へシャンゼリゼを下ってきたわけですが、凱旋門から北東にのびる道を進んだ、大好きな公園を紹介しておきます。

モンソー公園(Parc Monceau)。


たくさんのパリジェンヌ・パリジャンがひなたぼっこしてます。観光客はほとんどいないがローカルな人たちに愛されている、とっても素敵で落ち着く広大な公園。心安らぎます。読書かデートで是非。
モンソー公園から観光をはじめるツーリストなんてなかなかいないでしょうね。誰かやってみてください。笑


ところで僕はラグジュアリーブランドに関心が強いので、シャンゼリゼの(、またマドレーヌ教会付近にも多い)著名ブランド本店たちはとっても刺激的です。

 製品の原材料そのものの価値をはるかに超える価格を維持する高級品産業の、「目に見えない価値」、どうやってこんな風につくりだせるんだろうって思いませんか?それを解明して将来のビジネスに応用するのが目標だったりします。わくわく。

ではまた!

榎本高之/Takayuki Enomoto

0 件のコメント:

コメントを投稿