2016年11月23日水曜日

第1回4期交流会

初めまして、学生会副代表で、東京大学からパリ政治学院に留学している、邵鴻成(しょうこうせい)と申します!

1119日に開かれた第4期初のイベントについて、軽くご報告させていただきます。
今回は、まずは顔合わせという意味で、親睦会を開かさせていただきました!
初めてのイベントだったため、私たち運営側も何名の方に来ていただけるか、少し不安を感じていましたが、蓋を開けてみると、なんと40人もの日本人の方に来ていただきました!!!
参加していただいた方々、本当にありがとうございます!
僕自身、フランスで、こんなに多くの日本の方とお会いするのは初めてだったので、すごい不思議だったというか、なんならちょっと緊張しました()
そして何より、開始時間よりも前に来る方が多いところが、非常に日本人の交流会らしかったです() 

参加者はまさに多様性に満ちあふれていて、学生だけでなく社会人の方、美術系の大学に通われている方、パリだけでなくわざわざルアーブルやリヨンからいらした方、そして日本に留学したことのあるフランス人の方や、他の国出身の方も多数いらしてくれました!

沢山の方に来ていただきました!
会の内容としては、まずはみなさんに自己紹介をしてもらった後、アイスブレイクという意味で、グループに分かれてクイズに答えてもらいました!
ここで今この記事に目を通しているあなたにも問題です!
一人当たりの年間ワイン消費量が一番多い国はどこでしょう??(ヒント:ヨーロッパ、意外性抜群)
気になった方はググってください() ちなみに正解したグループもありました!すごい!

アイスブレイクの後は、トークタイムで、みなさん和気あいあいと交流していました。
親睦会自体は2時間だったのですが、ほとんどの人が終わった後もまだまだ帰らずに、会場の外でずっとおしゃべりの続きをしていたほど盛り上がっていていました!中にはその後ごはんに行ったグループや、シャンゼリゼ通りのクリスマスマーケットに行ったグループも!
参加していただいた方々がこれほどまでに親睦を深めていただいて、運営側としてはこれ以上ない喜びでしたし、また、僕自身も、日本でも会えないような個性的な方々と知り合えることができて、大変有意義な時間でした。

今回のイベントを機に、これからもどんどん面白いイベントを開いていきたいと思いますので、ご参加よろしくお願い致します!

それでは短いですが、Au revoir!
お集まりいただき、ありがとうございました!

シャンゼリゼのクリスマスマーケットで二次会




2016年11月5日土曜日

渡仏1か月でわかった5つのこと

【自己紹介】
こんにちは!この10月からパリ第二大学(パンテオンアサス大学)に設置されたソルボンヌーアサス国際法科大学院(インターナショナルロースクール)で国際法を学んでいるリュウタです。いわゆる企業派遣でやってきました。
私の留学先はいわゆるone-year master program201610月―20177月)でLL.MMaster of Law)取得を目指すものです。

 【プログラム概要】

ソルボンヌーアサスインターナショナルロースクールは、将来グローバルに活躍できる財務および法務のディレクターやマネージャーを育成することを目的とした“野心的な”プログラムとしてパリ第二大学が2011年に開設しました。新しい試みでもあるので、内容はまだ試行錯誤な部分もあるようです。
プログラムは国際税法や国際資本市場、取引法、M&Aなどの10のモジュールから構成されており、この中にはビジネススクールのINSEADとのパートナーシップから、同校の講師によるファイナンスやマネジメントの科目も含みます。進行は概ね講義及びディスカッション、プレゼンテーションやロールプレイから成り、さすがに各国のLawyerが集まっているだけあって、みんな発言は積極的。ぼーっとしていると置いて行かれるという緊張感で毎日大変です。


【クラスはどんな感じ?】

クラスは20人程度で極少数。基本的には海外からの留学生が大半です。私のクラスは主にベルギーやスペインなどの近隣欧州諸国や米国、南米諸国、トルコで9割を占めています。アジア人はむしろ少数。東アジアからは日本人の私一人。これは、このプログラムがパリ、シンガポール、モーリシャスと3キャンパスで展開されているからかもしれません。アジア 系はシンガポールに行くのかも。でもおかげでアジア人がほとんどの日本とは全く異なる環境にどっぷり浸かることができ、良かったなって思ってます。また、人数規模のため発言や発表など、確実にひとりひとりがクラスに貢献しなければならず相当に鍛えられるかなと思うことと、とにかくクラスが終わったら飲む、週末は飲む、しょっちゅうパーティに呼ばれる―そんな感じで仲良くなりやすい環境です。


【フランスに来てわかったコト】
    何から何まで(当然ながら)フランス語
もちろん、パリに限らずフランスに留学される方の大部分はフランス語の素養があって、来仏しているのでしょうが、私の場合は学校がtaught in Englishのため、全くフランス語ができない状態でやってきました。たまたま大学時代は第二外国語としてフランス語を履修していましたが、ボンジュールとシルブプレくらいしか覚えておらず、当初は「暮らしていけるのだろうか…」との不安もありました。とはいえ、来仏1か月ですが、今のところ英語だけでも何とかなります。

    アパートはフランス語ができなくても借りられる
なにせネットで検索すれば日本語対応可能な不動産屋さんは結構出てきます。スタッフも日本人の方で、日本では当たり前だけどフランスでは少ない、「大家さんとの契約の仲立ち」までしてくれる業者さんもあるので、そういったところを利用すれば良いでしょう。
ただ、物件はどうしても限られてしまうので、相対的にお高い物件になってしまうかもしれません。私の知り合いはフランス語ができるため、大家さんとの直接交渉や不動産屋さんも広範囲に利用し、結構リーズナブルな物件を手に入れていました。この点は非フランス語話者としてのデメリットとして挙げられると思います。

    買い物や食事も英語で(だいたい)OK
レストランやカフェもそうですが、消費行動においてお店の人と対峙するとき、英語で話しかけたら嫌がられる、そもそも店員さんが英語を理解しないので、対応してくれない、などなどは、まぁ日常茶飯事であります。とは言え、思ったよりも英語は通じますし、にこやかに対応してくれる人も割といる。
一方で携帯電話やインターネットの開設に伴うちょっとした契約行為には、フランス語ができないゆえにしんどい部分は結構あります。ショップの店員さんも英語ができる人が割といるのですが、契約書そのものはどうしてもフランス語のため、細かい契約条件は店員さんから直接説明してもらうか、あとでGoogle翻訳に突っ込むかのどちらかしかありません。こういうときに「やっぱフランス語できないとなぁ」とつぶやいてしまいます。

    洗濯機の使い方がわからない
アパートに洗濯機と食洗器があります。これの使い方がわからない。メーカーの説明書をダウンロードしたものの、英語表記なし…。また、日本の軟水と違ってこちらは硬水なのでカルキ抜きが必要だったり、色落ちしやすいので黒なら黒、白なら白と洗濯するものの色に合わせた洗剤も必要だとか…。こういったところでかなり不便。説明書を全て翻訳するにも図解部分のコピペが面倒くさかったりして、結局今もまだ自己流の試行錯誤で洗濯しています。食洗器はとうに使用をあきらめました()

フランス人はとにかくマイペース
日本であれば10分で済む用事がこちらでは2時間かかると思ってください。また、思い通りに他人が動かないとしても苛立ったりしないこと。こちらもなるべくマイペースで行動すればいいのです。買い物で会計して、どうもその額が間違っている、でも主張しても店員が無表情かつ冷淡でなかなか通じない、後ろには大量に人が並んでいる。そんな状況でも後ろのお客さんたちを待たせておけばいいのです。溜息つかれようが何しようが、こっちの要求が正しいなら、堂々主張しましょう。それがフランス。

【最後に】
以上、渡仏1か月で何となくわかったことをまとめてみました。こまかい話ではありますが、毎日の生活においては結構重要なことなのでご参考ください。私はとにかくフランス語を勉強しなければならないとの意識に目覚め、とりあえず「はじめてのフランス語」から学び始めています。。。
また機会があればアップしますのでよろしくお願いします!

(りゅうた)


2016年10月20日木曜日

【ソルボンヌ大学】飲食文化研究コースってなぁに?

こんにちは、9月よりパリの大学院での留学生活が始まるジュロウParisnomemo_)と申します。今回、初めてフランス留学学生会に寄稿をさせていただきます。
ちなみに普段は、自分のブログ(「パリノメモ」)からフランスに関する情報を発信しています↓↓
http://parisnomemo.me/
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さて、本日はボクが入学する予定の魅力的な修士課程のコースを紹介したいと思います。
ボクが入学するコースとはずばり…パリ第4(ソルボンヌ)大学・修士課程・地理学科・飲食文化研究コース、です。
どうして大学の学科名というものはいつもこうもヤヤコシイのか……
もっと簡単にいうと、パリにあるソルボンヌ大学の修士課程で「人々の飲み食いの文化」を勉強します!!!
順を追って説明していきましょう。
1. 飲食文化研究コースとは?
地理学科・飲食文化研究コースをフランス語の正式名称でいうと、"Alimentation et Cultures Alimentaires"となります。
この研究コースは、2000年代に入ってから設立された比較的新しいコースです。
ソルボンヌ大学の修士課程・地理学科(Master GAELE)に設置されており、実際に入学したら、通学することになるのは、パリのド真ん中にあるソルボンヌ大学の施設になります。
まだまだ新しいコースであるとはいえ、さすがソルボンヌ大学、高レベルな教授陣営と、ハイクオリティーな講義を提供しています。
具体的にどんな講義があるのかを見ていきましょう。

2. 具体的になにをやるところなの?
飲食文化研究コースでは、いったいどんなことを学べるのでしょうか。まずは、学科HPの紹介文を引用します。
La géographie de l’alimentation a pour objet l’étude des relations entre l’alimentation, l’environnement, les cultures dans une approche pluridisciplinaire. Elle décrit les cultures alimentaires à toutes les échelles du territoire, les relations entre elles, les combinaisons de facteurs physiques, sociaux, économiques et politiques jouant sur l’offre et la demande alimentaires.
訳:地理学における飲食研究は、飲食物・環境・文化の間に生じる関係性について、学際的なアプローチ方法で研究することを目的としています。 この研究分野の範囲は、全ての領域における飲食文化や、それら文化間における関係性、身体的要素・社会的要素・経済的要素・政治的要素の連関にまで行き渡り、飲食物の需要と供給についても触れます。

さて、訳がヘタでなにを言っているのかわからないかもしれませんが、要は、一番重要なのは、いわゆる「フランス料理」を学ぶ場所ではないということです。

フランスの大学院で飲食文化研究をするというと、みなが口をそろえて「フランス料理を研究するんですねー」と言いますが、まったく違います。
この学科では、人間の「飲み食いするという文化」を学問的にとらえて、ときには政治的要素を、ときには経済的要素をといった具合に、いろんな角度から検討する試みをしているのです。

具体的にどんな講義があるのか見てみましょう。

「市場と流通」 
 「資源と飢餓」
 「製品と品質保証ラベル」 
 「アグリツーリズム」 
 「世界のワインとブドウ畑」

適当にいくつかピックアップしてみましたが、おわかりいただけるでしょうか。
フランス料理を学びにいくのではなくて、「飲食文化」という学問を学びにいくということが 

3. 卒業したらなにするの?
自分が入学する学科を力説するのはいいことですが、実際に大学院への進学を考えている人が一番気になるのは、「その大学院を卒業したらどんな職業が待っているのか?」ということです。
親切にも、学科のページに卒業後の進路が紹介されていました。
飲食文化研究コースの学科ページでは、以下のような進路が紹介されています。
・教師
・研究者
・企業の食品マーケティング部門 
・(飲食)文化遺産に関わる職務 
・調査機関
・省庁 
・観光に関わる企業、協会、団体

なるほど、つまりは日本的にわかりやすくいえば、公務員であったり、食品業界であったり、観光業界であったり、あるいは大学教員であったり、といったところでしょうか。
ちなみに、噂によると、このコースを修了した学生は、その後マーケティングに関わる研究を行ったり、あるいは企業に入ったりすることが多いそうです。飲食文化の研究は、マーケティングを考えることでもあるようです。

4. おわりに
さて、今回はボクが実際に入学する予定のソルボンヌ大学・修士課程・地理学科・飲食文化研究コースについて簡単に紹介をしました。
今後とも、機会があれば、パリでの修士課程生活の一端を発信できればと思います。
たとえば、ボク自身、フランス政府給費留学制度の奨学生であったり、パリの国際大学都市である"Cité International Universitaire"に入居をするので、それらのことについてなど、そのうち綴ってみます。
普段は、ボク自身のブログ「パリノメモ」にて情報を発信しています。こちらもぜひチェックしてみてください。

二度目のフランス留学。学校紹介(EM Strasbourg)。

再び失礼します。4期代表の磯部里紗です!現在EM Strasbourg Business Schoolに通っています。
今回は、私がここに留学するに至った経緯、そしてこの街の良さ、学校の良さについて語りたいと思います^^

*高校時代にも交換留学でフランスへ
私は高校一年の夏から高校二年の夏まで約一年間、ロータリー青少年交換留学プログラムを通して、ノルマンディー地方の小さな港町シェルブールに留学していました。
当時は、中高一貫校だったこともあり、6年間同じ毎日を繰り返すよりも1年間日本を出て冒険してみたい、という好奇心から留学を考えました。高校は渋谷教育学園渋谷高校という帰国生の多い学校で、周りに英語が堪能な友達がたくさんいました。そのため、私は違う言語が堪能になりたいなあと思い立ち、昔から文化や街並み、料理に良いイメージを持っていたフランスを選びました。
私の高校は留学に寛容で、留年せずに元の学年に戻ることができたので、同期のみんなと修学旅行も卒業も一緒に出来、ありがたい限りです♡

*再びフランスへ
またフランスで暮らしたい、英語漬けの受験生活で忘れたフランス語力を取り戻したい、という思いから、再びフランスへ留学を考えました。
私がこの学部を選んだのは、経済・ビジネス系の学部で英語・フランス語の両言語で学びたかったのと、グランゼコールの1つだったからです。そして、ほとんどの学部が大教室の授業のみであるのに対して、私の学部の授業はすべて少人数クラスであり、院生の授業を取れるのも魅力的でした。
大学の交換留学協定校の中から選んだので、大学自体の選択肢はほんの少ししかありませんでしたが、素敵な学校に巡り合えて感謝でいっぱいです。
ストラスブールの街にて。
アルザスはたくさん花が咲いています。

*ストラスブールの良さ

アルザスの街並みが可愛い!
自転車やトラムで街のどこでも簡単に行けちゃう!
街は小さすぎず何でも揃っているのに、大き過ぎないから治安も良くて暮らしやすい!
大学生の街なので、学生・留学生が多くて楽しい!
ヨーロッパの中心に位置するのでいろんな都市に旅行しやすい!
などなど、挙げればキリがありません()いろんな都市に旅行しやすいという面は、グーグルマップでストラスブールの位置を確認すれば分かると思います笑。私は9月に授業が始まってから、週末にブリュッセル、アムステルダム、ミュンヘンにバスで行ってきました。また、チューリッヒ、フライブルグ(ドイツ)は日帰りで遊びに行きました。他にもフランクフルト、ハイデルベルグ、シュトゥットガルトなどのドイツの大都市や、ルクセンブルグなども日帰りで行けちゃう距離なので、時間のある時に訪れる予定です^^
友達と一日観光 in フライブルク

EM Strasbourg Business Schoolの良さ
先ほど勉学面での良さに触れたので、それ以外の良さを語ります。
まず、ストラスブール大学の中で圧倒的に留学生の多い学部なので、英語が堪能な事務員の人が多く、フランス語に不安があっても全く問題がないこと。そして、留学生に慣れているので、必要な情報をきちんと共有してくれること。(他の学部はフランス人学生ばかりなので、留学生の手続き関連もしっかりしていないことが多いです。)
そして、一番オススメしたい面は何と言ってもイベントやサークルが多いこと。スポーツや音楽からボランティア活動まで様々なサークルがあります。(なんと他の学部には存在しません。フランスで唯一、大学に属しているビジネススクールという珍しい立ち位置なので、他の学部とは独立してEM独自のいろんな活動があります!)
私はダンスが好きなのでヒップホップとモダンジャズに入りました。料理やワイン試飲のサークルにもたまに参加しています☺︎
イベントだと、EMの学生だけで行く旅行やパーティーもたくさん開いてくれます。今学期が始まってすぐには、新入生歓迎旅行で総勢400人で南フランスに行き、つい先週はクロアチアに120人で旅行に行ってきました。バス移動なので旅費も安く、夜のパーティーもオーガナイズしてくれていて、本当に楽しかったです〜
ストラスブール大学に留学を考えてる人で、楽しいワイワイした留学生活を送りたいタイプの人なら、私は絶対にこの学部を選ぶことをオススメします!!!笑 とにかく毎日楽しいですよ♡

以上、ストラスブールからでした^^
クロアチアにて。

EMの旅行in 南フランス