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2015年3月1日日曜日

(熱論)おフランスで暮らすとお洒落になるのか!? -

はじめまして。

そしてボンジュール

早稲田大学法学部3年からレンヌ政治学院(Sciences Po Rennes)に留学中の村山洋介と申します(アンシャンテ !)



「ブログの記事書かなきゃあ」と思ったまま記事の材料を探していると、

ついぞ書かなくなりそうなので、ここらで書くことに致しました。



最初は留学先を決めてない人に向けて「パリと地方の比較」でも書こうかなと思っていたんです。

でも、如何せんパリに住んでいる訳ではありませんので、諦めました(残念!)

......こっちの方が見たいという人いましたら、コメントして下さいね!



「フランスで留学生として生活するってどんな感じなの?」という素朴な疑問を持っている方も一定数いると思うので、その疑問への回答を中心にこの記事を書きたいと思います(simple is best ですね!無印は去年の秋にパリに出店したらしいですYO)



ただ、この「生活環境の変化」ということを、

実直に答えすぎると余りにも個人的なことに堕すると思うので

(お前の事なんてどうでもいいYO !)

いくつか日本の一般的な大学生の生活環境との違いをあげていきたいと思います

なお、日本のそれは僕の勝手なイメージなので悪しからず。

*結構長くなったので、頑張って読んでくれたそこの君は、感想書いてね!期待してるぜ!
それと表題はフェイクだぜ!

Ⅰ学業

人間には水が必要ですね。

それと同じように一般的な大学生には単位が必要ですね。

(一部、脱水症状のまま社会に出る猛者もいるとは思いますが)



交換留学生、しかもフランスとなると、

大抵は2年生、3年生が多くなると思います。

となると、卒業必要単位が埋まってない人が多数派だと推測されます。



その人達が一番気にしているであることの一つが、

単位取れんのか!?ということだと思います。

僕もそれを気にしていました。



一学期間過ごしてみて、これについて考えてみると

思ったより取り易いのではないのかなということです



というのも僕のいる学校(レンヌ政治学院)の試験は



①口頭試験 

先生と1対1で10分位

②エッセー 

なんとワード数でなくてページ数指定。平均5頁位かな?

でも問題提起とか英語の時以上に厳密に書かなきゃいけないので

フォントの大きさを少し変える等やってるとoutですね(中身が大事なのよ(´∀`∩



以上、①∧②で試験となります。(大体ね、全部これって訳ではないよ)



「は?簡単とかお前舐めてるだろ?そうやって出来るアピールかよ」とか思われた方



惜しいですね

からくりがあるのです。



まず言いたいのは、

「先生の評価がかなり緩かった」ということです。

フランス語プログラムといえど、やはりそこは外人。

ある程度の手加減をしてくれているようです。



日本の場合だと

上の①②をやっても単位を落とすことは良く見かける光景だと思うのですが、

ここでは、そういうのはないのかなぁという印象



要は、ちゃんとやってれば単位は来るということですね

頑張ったのに単位は来なかった!みたいな恨み言は留学生の中からは聞いたことないです。



当然ですが、これは学校によると思うので、行きたい学校に行った先輩に聞くのが良いと思います。個人的イメージでは、パリ政のフランス語プログラムは厳しい印象があります



Ⅱサークル/バイト

フランスと言えばエッフェル塔

関西と言えばたこ焼き

北海道と言えばクラーク博士

大学生と言えばサークルバイト  ですよね!



フランスでサークル、バイト出来んのか!?っていう疑問ですが、

解説していきますね(池上彰風)



まずサークルについて

レンヌですと

Universiteにはサークルはないらしいのですが(面倒臭いのでアクサン省略しました)

Sceinces Poには何故かあります。(人数少ないから?)



とは言っても、数がもの凄い少ないです

ワイン/ダンス/議論/留学生との交流/ゲイを守る会/アフリカへ行こう!/スポ愛

って感じです。少ない割にインパクト強いですね



またサークル以外にも、一般のスポーツ団みたいのは一杯あります

多分universiteの人とかはこれに参加してるんじゃないかな?



因みに僕は剣道やってます

この記事唯一の写真は、その剣道の時のものです

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次にバイトについて

周りでバイトやってる人は、レンヌでもパリでも何人かいるのですが

大体は日本人の駐在の人の御子息、娘さんを教える感じですかね。

これ以外は見た事ないです。



日本人同士の繋がりで、こういう機会は生まれると思うので、

狙ってる方は積極的に行くといいと思いますよ



Ⅲ飲み会

「酒の十徳」に違わず、仲良くなるには万能アイテムですね。お酒。

ただ飲み会?というより、飲み方が全然日本とは違うと思います。



まず日本みたいに、居酒屋がない。あるのはバー。

僕の所の場合だと

①みんなでバー集合にして、大挙して行きそのバーを占拠

②少人数でバー集合にして、バーの一角を占拠

という二択です

まれに

③ホームパーティ があります。

呑む場所が違うと、値段も違うと思います。

バーだ突立って話すだけなので(食うのがない)

意外に安いなという印象を受けました。

ホームパーティだと、手土産にワインで、ビール6缶くらい持ってくことが多いかな。



あとはパーティ後に、クラブに行くことが稀にあります。

僕は踊れない、歌えない、お酒に強くないの3重苦なので、あんまり行かないですが

意外に行ってみても面白いですよ

ラテン系の子は本当に踊りがうまいですね!HAHA !



まぁこんな感じでしょうかね!



では、バイばい菌!

2014年3月26日水曜日

フランス語のすすめ

こんにちは、CIREFE在籍の志村です。

今回は「フランス語のすすめ」と題して、生意気にもフランス語プチ講座をやっちゃおうと思います!もっぱら“発音”に焦点を当てて書いてみるつもりです。なぜこんなことを思い立ったかというと、日本で出回っている参考書の類があまり信用ならないからですね。ちなみにその元凶は“カタカナ”です。

 

さて、突然ですがカタカナと英語の距離感について考えてみました。それでわかったのが、英語とのこの可もなく不可もない絶妙な距離感こそが、外国語は全てカタカナで置き換えられるという幻想を日本人に抱かせてしまったんじゃないかということです。

 

どういうことか?例を見てみましょう。

 

“現代芸術”を英仏で比べてみます。

 

英:Contemporary Art

コンテンポラリー アート

 

まぁ、細かいところをつっこまなければいいとしましょう。

では次、

 

仏:Art Contemporain

アール コンタンポラン

 

ちょっと待った!

これです。こういう悲劇がフランス語ではあり得るのです。

 

フランス語をちょっとでも知っている人ならわかると思いますが、ここにはいくつものトラップがあります。まずは鬼門と言われる“r”の音。喉を使って発音し、いろいろな表情を見せるユニークな音ですが、「アール」は論外。“Art”を正確に記述できるカタカナは残念ながらありません (“r”の発音についてはこれといってコツというのもありません。よく聞いて、真似をする。練習あるのみですね笑)。さらに“Contemporain”、これには“r”も然ることながら、鼻母音(鼻を通して発音する母音)と呼ばれるフランス語独特の母音が豪華3点セットで盛り込まれています。ここでは“on”、“em”、“ain”がそれに当たりますが、「コンタンポラン」と言ってしまえば“em”と“ain”の区別がなくなっています。それに“em”は、どちらかというと「オン」に近い音です。

 

そういうわけで、カタカナを信じてはいけません。というかフランス語を勉強する上でたいして有効なツールでもありません。英語の場合にどうしてカタカナが役に立つかというと、発音規則がすこぶる曖昧だからなんですね。綴りを頼りに単語が読めない。だから近似でもいいからカタカナが役に立つ。けれどフランス語では、一度発音規則を覚えてしまえばあとはだいたいその通りに発音できるので、カタカナはそもそも必要ないということです。アクサン記号なども最初は厄介ですが、つまりは正しい発音への道しるべであり、覚えてしまえば味方です。だからまずは、発音規則をちゃんと覚えましょう!

 

それが出来たら、個々の音に注意を向けてみましょう。例えば“eu”と“ou”の綴りでは、敢えてカタカナで書けば両方「ウー」ですが全く違う音です。“humeur”は「機嫌」という意味ですが、“humour”は「ユーモア」という意味です。このように、微妙な発音のずれで意味が変わってしまうものが鼻母音に限らず多くあるのがフランス語の特徴。裏を返せば、英語の約半数くらいの量しかない語彙を発音の厳密さで補っているとも言えます。音に敏感になるべきというのはもちろん綺麗に発音するためでもありますが、同時に正確に聞き取るためでもあります。ちゃんと区別ができないとちゃんと聞き取れません。

 

それから、フランス語の性格について考えてみると面白いことがわかります。というのも、とかく特殊な音として扱われがちの鼻母音ですが、実際はそんなこともなさそうなんです。そもそも日本語や英語とフランス語では、喋るときに使っている口の部位が根本的に違います。これは感覚的なものなので言葉で説明するのは難しいですが、一般的なフランス人(と一応断るのは、移民系のフランス人にはあてはまらないから)のフランス語では、口の奥、口腔と鼻腔が分岐するあたりから音を出しています。試しに鼻歌を歌ってみてください。はい、そこです。対して日本語では口全体を広く使い、英語では舌の上あたりしか使っていない気がします、なんとなくですが笑。ともかく、フランス語は鼻を使って喋る言葉です。だから鼻母音は決して特殊な音ではなく、たまたま「アン」とか「オン」とか言おうとしたらそういう音になっただけであり、他の音だって鼻を使うのです。

 

 

では最後にまとめますと、

①発音規則をしっかり覚える

②それぞれの音を意識ししっかり区別する

③風邪を引いたようなつもりで鼻を使って話す

 

これであなたもきっと、

フランス人のような発音ができるようになります(責任はとりません笑)

 

 

それではまた!

 

 

 

志村 響

2014年3月17日月曜日

語学学校って何?

こんにちは、レンヌ第二大学付属CIREFEにて語学留学中の志村です。だいぶご無沙汰してしまいましたが、今回は前回の宣言通り、“語学学校”とはそもそも何なのか、どんなところが面白いのか、僕の通っているCIREFEについて触れながら紹介したいと思います。

まず、フランス留学と一口に言っても千差万別いろいろありますが、“フランス語”だけは絶対の共通項。そのフランス語を集中的に学ぶのが、文字通りですが語学学校なわけですね。ところで、集団には普通いつでも“目的”が伴います。経済学部なら経済を、法学部なら法を勉強してあわよくば仕事で活かすのが目的でしょうし、料理教室の目的は上手に料理ができるようになることです。そうやって自然と、世代的にも趣向的にもどことなく似通った人間が集うことになります。しかし、語学学校の場合どうでしょう?まずこれを考えないといけません。ポイントは二つあって、まず一つには、言語というのはあらゆる意味でも専門的ではなく、生活の全般をカバーするものであるということ。人が生きていくことの根底にあるものであるということ。そしてもう一つは、フランス語を学ぶための場所である語学学校がフランスにあるということです。フランスに暮らしている人にとっては、フランス語は目的というよりは成し遂げなければならない課題であったりします。つまり、ここに集う人たちは必ずしも同じ目的を持ってはいません。というか本当におそろしいくらいバラバラです。“le français”(フランス語)というあまりに漠然としたものを頭の上に乗っけて人が集まって来るのです。自国で出会ったフランス人と結婚し、フランスに移り住むにあたってフランス語の習得が必要になったロシア人、もともとムスリムだったけれどキリスト教に改宗したために母国に住めなくなり、政治難民としてフランスへの移住を決めたイラン人、かれこれ15年近くフランスに住んでいるから会話は難なく出来るけど、文法がまったくわからないアルバニア人、フランスの大学に進学するためにそれ相応の語学レベルに達するべく、その準備段階として通う中国人、ほとんど興味本位で一年ふらっとやってきた日本人、などなど、てんでバラバラ。これが語学学校の大前提です。

そんな、国籍も年齢もまちまちな僕たちを区切る唯一の指標が、やっぱりフランス語です。僕の通う語学学校CIREFEでは、A1,A2,B1,B2,C1,C2と進むにつれだんだんレベルが上がっていきます。これはDELF・DALFという国際的なフランス語能力認定試験のレベルに準じています。レベルごとにどんなことをやるのか大まかに説明すると、Aレベルでは基本的な初級文法や簡単な日常会話の習得、Bレベルでは最終的には精緻な文法理解とある程度の会話能力の会得、Cレベルでは文法も会話もできて当然で、文章の統括や高度な口頭発表ができることなどが求められます。なんて言いますが、“語学力”ほど曖昧なものはなく、各人の能力を6つにすぱっと分けるには自ずと無理が生じます。僕の場合を例にとってみると、去年9月の入学時、最初に振り分けられたクラスはB2でした。CIREFEの場合クラスの振り分け試験は筆記しかなく、僕は当時すでにある程度文法を理解していてたいしたミスもなく文章を書くことができたのでB2に認定されたわけですが、これは必ずしも僕の能力を正しく反映しているわけではありません。たまたま僕のいちばんの強みが評価基準になっただけで、他の能力、特に聞き取りなんかは間違いなくAレベルだったと思います。だから最初は本当に苦労しました。なぜなら、B2ともなればある程度は聞き取れて当然とみなされ、先生たちもとくにゆっくり話すでもなく普通に授業を進めるからです。そう、フランス語の学校なのに授業で使う言語もフランス語というのはなかなか盲点かもしれません。そんな“ズレ”に苦しまされ、なんだ先生いったい何を言ってるんだと苦労している僕の横で、すでにペラペラだった例のイラン人は僕からしたら知ってて当たり前の文法事項でつまづいたり、ごく簡単なディクテ(これはゆっくり言ってくれるから助かる)で聞き直したりしているのです。これはまったくもって謎でした。いや、今でも謎です。

謎です。

なんで文法がわからないのに話せるのか?

なんで自分で言ってることを書けないのか?

なんで書いてあることを正しく読めないのに会話ができるのか?

ただ、やはりよく聞いてみるとそういう人(ヨーロッパ系が多い)はかなりむちゃくちゃなことを言っていたりします、それでも通じるのがやはり謎ですが。もともと近い言語を持つスペイン人なんかはずいぶん適当なことを言っても大枠は外さずに会話が出来るのです。対して日本人や中国人なんかは、正しく話さなければと思い詰めて結局何も言えなかったりします(とくに日本人)。言語に限らずものごとは遠くから見た方がよく見え、そんなわけで僕らアジア人は丁寧にコテコテに文法を理解していくしかないのです。

[caption id="attachment_178" align="aligncenter" width="300"]R0013959 前期B2、文法の授業の最終回。最終回ということで先生がワインやお菓子をふるまってくれた。[/caption]

ただ、今は最初のクラスがB2で本当によかったと思っています。確かに苦労はしましたが、そのおかげでつく能力があるのも確かです。最初は何もわからない子供のようでしたが、たからこそ、がむしゃらにもがいてついていけるようになりました。ここで一つアドバイスをするなら、もし語学留学を決め、出発までに時間があるなら、文法など日本にいても勉強できることは十分に身に付けてから来た方が絶対にいいです。文法は、戦うための武装であり、踊るための衣装です。ちゃんと着替えてから来れば、あとは実践あるのみ。時間は限られているのだから、その方が効果的なのは歴然としています。あともう一つ言うなら、B1でどうなのかは知りませんが少なくともAレベルでは学生同士の会話はほとんど英語になってしまいます。フランス語は習いたてなのでしょうがないことですが、せっかくフランスにいるのになんとももったいない気がします。B2で英語を話すのはアメリカ人とあまりに英語がペラペラなやつの間くらいで、他はみなフランス語で話します。

そうそう、これが面白いのです(笑)。みんなが喋る、各国アレンジのフランス語を聞くことができるのは語学学校の醍醐味の一つです。とくに英語、スペイン語、中国語など癖の強い言語の話者のフランス語にはたいていの場合、母語が憑依します。もともと平坦な言語であるはずのフランス語に波が生まれるのです。これを避けるのは相当むずかしいようで、だからまったく癖なくフランス語を話すアメリカ人なんかを見ると僕は感心します。その点日本人は有利です。日本語もかなりフラットな言語ですから、フランス語の流れるようなリズムをそのまま受け入れることが出来ます。ロシア系やアラブ系は、見ているとかなり語学習得に長けているようです。癖もないし、発音もかなりはっきりしている印象ですが、これはロシア語やアラブ語にもともと多くの音が存在しているからだそう。

このように、フランス語を通していろいろな国の人たちと仲良くなれることが語学学校のいちばんの魅力だと思います。まったく違う文化で違う時代を生きてきた人と、共通の目的であるフランス語を通して対等に語り合うことが出来る。これはなかなかない経験です。日本にいてはなおさら持てない機会でしょう。

[caption id="attachment_177" align="aligncenter" width="300"]クラスのみんなでのフェット(ソワレとも言う、飲み会のこと)。右下の髪ながいのが僕 クラスのみんなでのフェット(ソワレとも言う、飲み会のこと)。右下の髪ながいのが僕。[/caption]

ではでは今回はこの辺で!

志村 響

2014年1月4日土曜日

ご挨拶&ご紹介―レンヌ

こんにちは、はじめまして。フランス北西部ブルターニュにあるレンヌというところで語学留学中の、志村響と言います。今回は初めての投稿なので、簡単に自己紹介と、僕が住んでいる街レンヌ、それから今通っている語学学校CIREFEについてご紹介します。

まずは僕についてですが、首都大学東京の2年生で、専攻は心理学です。ということで、フランス語とは本来ほとんどなんにも関係ありません()。人生わからないもので、気付いたらフランスにいました。まぁそういうことです、それでは次!

 
レンヌ市庁舎
 冒頭でも触れましたが、ここはブルターニュ地方の中心都市です。モン・サン・ミッシェルはご近所さんで、パリから観光に行く場合ほぼ間違いなく経由することになるのがここレンヌ。中心都市と書きましたが街の規模としてはとってもコンパクトで、観光スポットもあるにはありますが半日あれば全て周れてしまうし、観光というよりは住むのに適したところでしょう。治安のよさもフランスの都市の中では一番だそうで、ブルターニュ独特の木造家屋が軒を連ね、心地よい石畳が街を縫う素晴らしく落ち着いたところです。メトロは街に一本しかないというのに混み合うこともまずないし(現在二本目の路線の建設中ですが)、それでいて必要なものはすべて手に取る範囲にあるので、なんらストレスを感じることもなく(東京の千分の一くらいかな笑)、自分のペースで生活を送ることが出来ます。
 
旧市街の路地
一方、レンヌには学生都市としての顔もあり、たくさんの学生がいて彼らのバイタリティーに溢れています。静謐さと活気がいいバランスで共存しているのがこの街のすごいところ。まぁ、木曜の夜は“jeudi soir”として名を馳せていて、レンヌ中の若者が一同に会して飲み狂うので静けさの欠片もありませんが()。その辺り一帯は“rue de la soif(渇き通り)の異名を持ち、木曜の夜に通りかかると、あれ、レンヌってこんなにたくさん人いたんだっけ?という錯覚に襲われます。僕はちょっとご遠慮ですがお好きな方はどうぞ。ちなみに何で木曜日かというと、金曜の夜には親元へ帰省する学生が多いため。何をそうやることがあるのか知りませんが、こっちの学生は本当にしょっちゅう帰省します。金曜がだめなら木曜!翌朝への影響もお構いなし、システマティックで美しいですね()


ともかくそういうことなので、ここに住んでいて退屈することもありません。芸術も盛んでイベントは絶えないし、食も魅力的。ブルターニュと言えば誰もが思い浮かべるのがクレープ、そしてそば粉で作ったガレットですね。あとはお菓子のクイニ―・アマンなんかもブルターニュ発祥だそう。もちろん全部レンヌで食べることが出来ます。それから食と言えば忘れちゃいけないのが土曜のマルシェ。“渇き通り”を降りたところにリース広場という大きな広場があり、そこで毎週土曜の午前に市が開かれます。この市は“Marché des Lices(マルシェ・デ・リース)”と呼ばれその歴史は長く、フランス有数の規模とのこと。だいだいどんな食品でも手に入り、肉や魚は高いですが野菜や果物は安いです。フロマージュ(チーズ)やワイン、パンや菓子類ももちろん充実。新鮮だから美味しいし、行ってみないとわかりませんがとても楽しいです、これ。フランスいいなぁってなります。
マルシェ・デ・リース
さてさて、褒め倒したところでそろそろレンヌの悪いところでも紹介したいところですが、これと言ってありません()。まぁ雨が多いことくらいでしょうか、雨は多いです。というか本当にコロコロ天気が変わります、日本じゃ考えられないくらい。特にこの季節はどんよりしていて、あんまり愉快じゃないですね。でも緯度の割にそれほど寒くはありません。気候帯の影響ですね、雪もほとんど降りません。あとは…、レンヌの外に出ようと思ったらやや面倒です、だいたいどこに行くにもパリを経由しないといけないので。そのくらいかな?総じて素晴らしい街です。ここに住む人はみんなレンヌが好きです。
タボール公園

それでは次に、僕が通っている語学学校CIREFE(シレフ)について紹介します。正式名称を “Centre International Rennais d’Etudes de Français pour Etrangers”と言って、頭文字をとってCIREFE。位置付けとしてはレンヌ第二大学の付属なので、校舎もそのキャンパス内にあります。ここでは、DELFDALFに準じたレベルにクラスが分けられ、A1,A2,B1,B2,C1,C2の順に難易度が上がります。入学とともにテスト(筆記のみ)を受けることになり、その結果に応じてクラスが決まります。ちなみに僕は前期はB2だったので、このバカンスが明けると次はC1に進むことになります。世界中から集まる留学生の国籍は60を超えるそうで、本当に国際的で面白いです。フランス人は残念ながら先生しかいないので、フランス人の友達を作ろうと思ったら外に出なきゃいけないですがそれはそれで楽しいし、そういった機会も少なくありません。CIREFE主催のイベント(モン・サン・ミッシェルなど近隣の観光、オペラやコンサート、サッカー試合の鑑賞、ワインとチーズを楽しむ会…)なんかも気前が良すぎるんじゃないかというほど頻繁に開かれます。有料であっても高くはなく、さすが学生都市だけあって留学生のもてなしにはこなれてますね()

 
モン・サン・ミッシェル
CIREFEは安い学費(年間1200€ほど)の割に評判もよく、それは間違ってないというのが一学期通ってみての感想です。“フランス語”を多角的に見ることができるのでとても刺激的。通ってみないとわからない語学学校特有のおもしろさというのがたくさんあるので、次回はそれについてもう少し掘り下げて書いてみるつもりです、たぶん。



それでは今回はこれで最後になりますが、実は僕は大学の方でも留学記のようなものを書いていて、首都大学東京仏文教室のHPに載っています。

留学や旅、フランス語そのものに対する僕の極個人的な考察が中心ですが、より詳細にわたって書いているのでよかったら読んでみてください。今後も更新されます。


僕は来る夏に日本に帰りますが、その時に日本が、東京が、僕の目にどう映るのか少し怖くもあり楽しみでもあります。留学をするということは、二重の意味で“étranger”になるということです。これはフランス語で“外国人”や“変わり者”という意味がありますが、要は“蚊帳の外”ということ。フランスではもちろん“外国人”になるわけだし、一定期間日本を離れることは、慣れ親しんだ環境を外から見る機会を得るということです。嘘に溢れたこの時代に“本当”を見抜く練習(僕らの世代が今いちばんやらなきゃいけないこと)をする上で“留学”はこれ以上ない経験になるし、思うにフランス、そしてフランス人はその最良の舞台を与えてくれている気がします。



なんてね。

それではまた次回!




志村 響