2019/2020年度 フランス留学学生会 第二回目の記事です。
今回は【各大学紹介】として、パリ政治学院 、L'Institut d'études politiques de Paris 通称 Sciences Po の紹介です。前回記事でもパリ政治学院について紹介しましたがさらに異なる授業内容等についての内容となっております。
現在、パリ政治学院に交換留学中、早稲田大学国際教養学部の7さん執筆です。
紹介
Salut!
現在パリ政治学院に一年の交換留学をしています。早稲田大学国際教養学部の7です。今回はYさんに続き、パリ政治学での授業の感想や履修のコツについて少し紹介していきます。
時間割
私の今学期のスケジュールはこんな感じでした。
シアンスポにはセミナー、レクチャーの2種類の授業がメインで選択できます。
私は大きい人数の授業が苦手&試験が嫌いなので、今季はセミナーだけを履修登録。
一つ一つの授業内容や説明を簡単に書いていきます。
履修した授業
- Crypto currency
想像仮想通貨、主にBitcoinにフォーカスした授業です。毎週10問ぐらいの小テストが9回、最後に30問のテストが一回。全て4択問題でした。教授はめちゃくちゃフランス語なまりの英語。
- Competition Law
EUにおける競争法に関する授業。もともと経済を少しやっていたのでとりましたが、法学部向けの授業でとても理解するのに苦労しました。教員は教授ではなく、博士号をシアンスポで現在取得しようとしている先生で、かなり適当でした。課題はリアクションペーパー2つとファイナルペーパー1つのはずが、最終的には3つリアクションペーパーでした。
- Applying Discourse Theory
政治家の談話分析をする授業。主にポピュリズムとは何か、ポピュリストたちはどういった話し方をしているのかについて、先生が2時間早口ぶっ通しで語ります。日本ではあまり政治の意見を交換する機会がないので、政治の意見を当たり前にいう授業風景にはカルチャーショックを受けたのを覚えています。あとポピュリズムって日本ではあまりまだ勉強されてない政治だと思うので、新鮮でしたが、とにかく授業内容がヘビー 。この先生も博士号を取得中の方。2つリーディングに対するリアクションペーパーと1つファイナルペーパー。ファイナルの問題はランダムに配られました。
- Turkey Under the AKP
エルドアン政権におけるトルコ政治についての授業。でも実際はトルコが独立してからの政治を全て学んだ感じ。むしろ現在のトルコ政治に関してはほぼ何もしなかったかも。ほぼ期末の時期にやった中間テスト(トルコの歴史に関するテスト)とファイナルペーパー3000ワーズ。好きな人はどはまりできる授業。
セミナーは以上。シアンスポでは1コマ5単位、1学期マックス30単位履修できます。
30以上取ることは可能だけど、単位としてもらえるのは30までのみ。
フランス語はA1 A2 B1 までは週2回、5単位。
それ以降のレベルは週一回、5単位です。私の先生は大当たりで、今学期フランス語が一番楽しかったです。
個人的にはフランス語が一番好きで、セミナーでは想像仮想通貨の授業がそこそこ面白かったなと思いました。
水曜日のあいた4時間では美術館にいったり、家に帰ってお昼寝したりのんびりして過ごしていました。来季は旅行のために、金曜か月曜、または4連休が作れるよう履修したいと思います。
授業の取り方のコツ
私は朝8時の授業は絶対に無理だと確信していたので、そこは避けました。シアンスポは2回まで休めますが、それ以上休むと単位はもらえません。なので朝が苦手な方や、寝ていたい方は一限を取るのは避けましょう。実際ドロップした人何人か知ってます(笑)。
次に私が重視したのは授業評価の課題量。テストは嫌いなので避けた結果かなり少なく済みました。あと課題の内容も気をつけました。授業によっては5000ワーズかけとシラバスに書いてあったりもしたので。。。気にしないなら興味がわく授業を履修するでいいと思いますが、私はかなり気にしてとった結果楽に学期を終えることができました。
シアンスポではレクチャーの試験は12月の試験期間に行われます。なので私はレクチャーを取っていなかったので、12月は実質お休み。まぁ今年はストライキの影響でレクチャーの試験がオンラインテストに変更されたそうですが。。。
パリ政治学の今期の授業はこんな感じでした!日本と比べて授業中に意見交換をする学生が多く、総じて意識の高い生徒が少し多い気がしました。来季もさらに工夫して、履修登録早い者勝ちに負けないよう頑張りたいと思います。
by 7
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