はじめまして、京都大学3回生の野口峻哉と申します。9月から1年間の交換留学でグルノーブル大学連合のピエール・マンデス大学というところに来ています。今回は初めての投稿なので、僕の留学先であるグルノーブルと大学の紹介を簡単にさせていただきたいと思います!
まずはグルノーブルについて紹介します!
グルノーブルは、リヨンと同じローヌ・アルプ地方に属し、地方の名前からもわかるように山に囲まれた自然豊かな街です。リヨンからは約1時間半、パリからでも直通のTGVに乗って約3時間でグルノーブルに到着することができ、またスイスやイタリアにも近く、交通の便利な場所に位置しています。
グルノーブルのメインとなる駅。パリ・リヨンなど大都市とつながる |
グルノーブルには観光するような場所はほとんどなく、観光地としては有名ではないと思いますが、1968年に冬季オリンピックが開催された都市として有名で、スキーなどウィンタースポーツをするのに便利な街として知られています。市内の数少ない観光スポットとしてはバスティーユ城塞があり、ここからグルノーブルの街並みと周囲の山々を一望することができます。今の季節は晴れた日には雪が積もった山々を見ることができ、非常に美しいです。
城塞からの眺め |
グルノーブルの周りでは、リヨンはもちろんのこと、自然を楽しむことのできるアヌシーやシャモニー、そして遺跡や地中海を楽しめる南仏など、さまざまな特徴を持った街があり、週末などに周りの街へ足を延ばすのにも楽しい場所です!
グルノーブル自体はそれほど大きな都市ではないですが、学生が多いことから活気があり、自然に恵まれた地域であるため、留学や生活する場所としてはとても魅力的なところだと思います!
次に大学の紹介をします!
僕が留学しているグルノーブル大学連合は分野の異なるいくつかの大学で構成されていて、僕は地理学を勉強しているので、法・経済・人文科学を学べるピエール・マンデス大学に所属しています。複数の大学で構成されているため、学生の数も多く、留学生も多く受け入れています。
昨年度まで、留学生にはゲストプログラム(前期の授業はフランス語やフランスの社会や文化についての授業がすでに組まれているもの)と呼ばれるプログラムがありましたが、今年度からはそのプログラムがなくなったようで、前期からすべての授業を自ら選択するようになっています。留学生は専門とは異なる授業もとることができ、語学の授業は言語・文化系のスタンダール大学や、付属の語学学校CUEF(Centre Universitaire d’Etudes Françaises)で受けることができます。専門の授業は講義のCMと少人数の授業TDで構成されています。僕の所属する人文科学ではあまり英語の授業は充実しておらず、地理学には英語の授業はないので英語は歴史の授業をとっていました。ですので、専門の授業は多くはフランス語での授業をとることになると思います。グルノーブル大学はスポーツの授業が充実していて、スキー場が近いためスキーの授業もたくさんあります。僕はスキーができないので、ハンドボールの授業をとっていますが、この授業はほとんどがフランス人の学生でフランス人の友達も作りやすいのでスポーツの授業はおすすめです!
キャンパス内 |
最後に大学での生活について書きます。大学のキャンパスは市の中心部から少し離れていますが、大学の中までトラムが通っており市の中心部や駅まで20~30分で行くことができます。また自転車を借りている学生も多く、起伏が少ない街なのでそれも便利だと思います。大学の近くには大きいスーパーがあり、到着したその日でも生活用品をすべて揃えることができ、普段の買い物にもとても便利です。
大学にはInteGreと呼ばれる、到着後のキャンパスや街の案内、Soiréeや週末の旅行など留学生のためのさまざまなイベントを企画してくれる団体があります。イベントの情報等はFacebookを通して得ることができ、他の留学生と交流するすごくいい機会なのでグルノーブル大学に来られる方はぜひ参加してください!
次回からはグルノーブルや大学での授業についてそれぞれより詳しく書いていきたいと思います。
では!
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