2013年12月30日月曜日

パリとリヨンの比較

ボンジュール!リヨン第3大学に留学中の稲葉です。

今回は、私の留学先であるリヨンと、フランスと言えば誰もが思い浮かべるであろうパリ、この二都市を比較していきたいと思います。


あくまで、リヨンに留学している学生の主観的な一意見として捉えてください!!



私は、フランスにきてからすでにパリに三回行きました。パリ・リヨン間は、TGV(フランスの国鉄、新幹線)で2時間、学割を適用して、時期にもよりますが片道25〜50ユーロでいくことができます。












[caption id="" align="alignnone" width="320"] 首都パリ(凱旋門)[/caption]













[caption id="" align="alignnone" width="320"] 第2の都市リヨン(フルヴィエールの丘)[/caption]


【町並み】

まずは、パリとリヨンを高いところから眺めてみましょう!















[caption id="" align="alignnone" width="320"] 凱旋門からの眺め[/caption]













[caption id="" align="alignnone" width="320"] フルヴィエールの丘からの眺め[/caption]



いかがでしょうか?

パリは白い!リヨンは赤い!という印象を受けませんか?


パリでは、中世以降、街の景観を損なわないように、厳しい建築基準が設けられています。確かに、パリは高層ビルなど少なく、高さが均一な石造りの建物が多いように思います。時代の流れに応じて、近代的に発展しながらも、歴史的空間を維持しているパリは、やはりすごい!










 

[caption id="" align="alignnone" width="150"] リヨンの旧市街[/caption]


 

リヨンは、ローヌ川とソーヌ川を境に旧市街・新市街・駅前エリアと3つの区域に分かれています。それぞれとても特徴的です。旧市街は、世界遺産に登録され、石造りの古い町並みが保たれています。













[caption id="" align="alignnone" width="200"] 駅前エリア[/caption]


新市街は、お店や美術館・博物館が多い商業地区、また、駅前エリアは、高層ビルや大きなショッピングモールがあり、ビジネス・ショッピング街となっています。

リヨンは、パリよりも、古くかつ近代的な街であると思います。


 



【食】

リヨンは、美食の街として知られているだけあって、食の面ではパリよりも大いに魅力的!!リヨンの旧市街地には、ブション(ビストロ)が数多くあり、リヨンの伝統料理を食べることができます。驚くのが、価格!ボリューム!美味しさ!













[caption id="" align="alignnone" width="200"] リヨン風サラダ(前菜)[/caption]












[caption id="" align="alignnone" width="200"] メイン料理[/caption]

リヨン風サラダは私のお気に入り!前菜はだいたいこれを注文します。

前菜、メイン、デザートで18ユーロでした。外食に値が張るフランスでは、なかなかお得だと思います。ディナーでこの値段、パリには、なかなかないのでは?

 




【交通機関】

パリの地下鉄は正直、汚い!パリに憧れて、実際に来てみると、イメージとのギャップに驚きを隠せない人も多いのでは?

リヨンの地下鉄はというと・・・きれい!パリの地下鉄はスリなど危険と言いますが、リヨンはあまり心配ないと思います(油断は禁物ですが)。


パリは、たくさんのメトロが通っているので、交通の便がとても良い!メトロの地図さえあれば、どこでも簡単に行く事ができます。

リヨンも、市内の交通の便はとても良いです。また、街自体があまり広くないため、徒歩で移動することも可能です。


地方都市やフランス国外へのアクセスについて。

パリは、交通の便がとても良いです。

リヨンも交通の要衝と言われるだけあって、結構便利です。市内から空港までのアクセスが30分であることも魅力的です。


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【街の様子】

パリは、観光客で溢れていますが、リヨンは、光の祭典のイベント期間以外、観光客は少ないように思います。団体観光客を見ないからかもしれません。

私が、パリに行った時は、住んでいないからというのも大きな理由だと思いますが、自分も観光客気分で、周りからも観光客のように見られているように感じました。一方、リヨンでは、留学生以外日本人をあまり見ないので、現地に馴染んで落ち着いて生活できるような気がします。パリでは、レストランに行くと英語で話しかけられることが多々ありますが、リヨンではほとんどの場合フランス語で話しかけられます。


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治安について。

パリは、地区によって治安がだいぶ変わります。リヨンも治安が良くない地域もありますが、フランスの中で比較的良いように思います。学生が多く、皆親切です。といっても、夜はなるべく一人で出歩かない、人ごみの中ではスリに気をつけるなど、日頃から注意は欠かせません。





【芸術関連】


リヨンには、リヨン美術館、リュミエール博物館、絹織物歴史博物館、オペラ座を始め、数多くの芸術に触れる事ができます。しかし、やはり、パリは芸術の都!気が向いたときに気軽に、名画、本場のバレエ等を堪能できるのは本当にうらやましいです!!

 


【最後に】

私にとって、パリはずっと憧れの街でした。留学先を決める前までは、フランスと言えばパリでしょ!と思っていましたが、留学先の大学や生活面を考え、悩んだ末、リヨンを選びました。今となっては良い選択だったと思っています。リヨンは、住みやすくとても雰囲気の良い街です。もちろん、私はパリも大好きです。これからもたくさん訪れる予定です!!

パリの魅力は知る機会が多いと思うので、私からはリヨンの魅力もお伝えできたらと思っています。


 

Yuna INABA


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