2014年2月19日水曜日

パリで4つの活動―映画、テアトル、写真、音楽

こんにちは。はじめまして!
法政大学4年生、9月からパリ第七大学に派遣中の山城ゆか(ユカタン!)です。

日本でもこちらでも映画とフランス語をしています。
パリを選んだ理由は、やっぱり映画の街だからです。ここで生活していると、いろんな映画に出会えます。というのは、パリには様々なタイプの映画館が、日本や他の町と比にならない程あるし(実は世界一、映画館の多い街なのである)、映画館ごとにその週、月、シーズンで映画祭や特集を組んでいます。こうして、今まで日本で出会ってこれなかった面白い作品や監督にたくさん出会うことが出来るのです。

その中でも私がよく行くのは、映画好きには定番のCinematheque FrancaiseとForume des imagesです。他の小さな映画館にも行きますが、この2つは年間カードで見放題なので、時間さえあればそこで1日に2本も3本も映画を観ています。

最近もCinematheque Francaiseで映画を観ていたら、わたしの前に座っていた男性2人がその映画の監督と主人公を演じた俳優で、うしろには女優さんが座っていたので、勝手に上映後に質疑応答の時間が始まるという面白いエピソードがありました。(しかもその映画は20年前のものです。笑)映画を観ていたパリジャンも、シネマテークのスタッフも、みんなノリノリでそれは40分ほど続きました。制作者と観客の距離の近さ、観客も映画についても友だちのように良いところ悪いところ何でも指摘していくところ、この国の好きなところです。

その図(俳優とDante Desarthe監督)


でも毎日、映画だけ観ているわけではありません ^_^ 
わたしがパリで大事にしている活動をいくつか挙げるとすると、映画の次にテアトルと写真、音楽があります。
テアトルと写真は、私の住むCite Universitaire Internationale de Paris を拠点に行われているアトリエです。

テアトルでは、演じて、舞台での演出を学んでいます。アジア人が一人だったので、アジア人というアイデンティティをもとに小さな一幕を他の学生とつくりました。私たちの先生はベラン・キュビラというパリで活躍するテアトル女優で、2週間に1回、4時間みんなで1幕を作っています。


うしろでにやにやしてるのが私 :P


写真の活動は8月から友人宅の暗室で始めていました。これまで現像の仕方などを教わってきましたが、いよいよ今年からアトリエが始まり、寮で暗室が使えるようになりました。

アトリエの活動としては現像以外に、sténopé(針穴写真機)を作ったり、マン・レイたちがやっていたようなphotogrammes (またはrayogrammes)の実験をしたりします。この後はポートレートをとりながら写真集をつくり、その展示準備をすることになりそうです。講師はアラン・エリントンという、パリで活躍するイギリス人写真家です。
例のsténopé を作ってるところ

フランスで撮って現像した写真

音楽の活動について少し書くと、週に1度、バイオリンを習っています。学生同士なので、授業は無料です。また、パリでは毎晩すばらしいコンサートが5ユーロからあるので、週に1回音楽を聞きに行きます。最近よく行くのはシャンゼリゼ劇場です。日曜日の朝の学生12ユーロのコンサートは、座席指定がないので、毎週1番前の列で音楽を楽しんでいます。


 
 わたしはシャイな性格ということもあって、何か自分の好きなことをしながら、すこしずつ人に出会うのが好きです。そんなわたしにとってパリは、とても住みやすいところです。世界中のアート、カルチャー、そういうものが、有名なものに限らず、本当にたくさん集まってくるし、それを身近なところで、方法で、うんと提供してくれるので、自分の世界を広げながら、それを人と共有する楽しみがあります。

わたしはどんなにかじっても、まだまだおいしいところがいっぱいいっぱいあるパリが大好きです。^_^



さて、今回はこのあたりにして、次回は寮生活や大学の授業について書かせて頂きます。^_^ 

ユカタン

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