2015年3月28日土曜日

「パリジャンになりきって。」~マルシェルポ~

こんにちは、一橋大学からパリ政治学院に留学中の平尾です!

マルシェ。Marché. なんかおしゃれなイメージがありませんか。日本でマルシェというと、ちょっと気取った、おしゃれなマーケットを想像するでしょう。

パリには約90のマルシェがあるそうです。もちろん、観光地化されたところもありますが、パリジャン・パリジェンヌの日々の食卓を支えるものとして、人々の生活に密着しています。

パリのマルシェはどんなところでしょうか。マルシェの醍醐味は、まず新鮮なこと!スーパーに並んでいる野菜よりずっと新鮮です。種類も豊富。そして安い(これは場所による)。



お店の人との会話も魅力の一つです。チーズ屋さんや果物屋さんでは試食をさせてくれるところもあります。元気なムシュー、マダムと交わす一言二言の会話が日々の買い物を楽しいものにしてくれます。


(写真はマルシェ・バスティーユの八百屋のお兄さん。とても気さく!)



マルシェと一口に言っても、パリには実にいろいろな市が出ています。セーヌ川沿いには古本市がありますし、シテ島には花市や小鳥市も出ています。



近所のマルシェはたまに行きますが、今回改めてパリのマルシェを巡ってみようと、普段行かない地域まで足を延ばして取材してきました。



①マルシェ・モベール(Marché Maubert)



まず行ったのは、5区カルチェラタンにあるモベールのマルシェ。モベール・ミュチュアリテの駅を出たところにあるモベール広場に市が出ています。古くからあるクラシックなマルシェだということ。

中規模ですが、八百屋、魚屋など一通りのものは揃います。広場に沿って肉屋やパン屋が並んでいるので、それと合せて見るといいかも。雑貨や日用品の割合が他のマルシェに比べると高い気がします。



〇データ

Marché Maubert

住所Place maubert 75005 Paris

オープン 火・水(7:00~14:30)、土(7:00~15:00)



②マルシェ・バスティーユ(Marché Bastille)





次に訪れたのは11区のバスティーユのマルシェ。バスティーユ広場からリチャード・ルノワール通りに沿って大規模なマルシェが出ます。八百屋、肉屋、魚屋などに加えて、クレープ屋や総菜屋などもあり、観光客でも楽しめます。洋服や雑貨も買えちゃいます。



ハムとチーズのガレット(4€)を買いましたが、クレープリーで食べるやつよりずっとおいしかった!!

気さくな店員さんが多いので、マルシェ初心者の人でも安心して買い物ができます。



〇データ

Marché Bastille

住所 Boulevard Richard Lenoir 75011 Paris

オープン 木(7:00~14:30)、土(9 :00~19 :30)、日(7:00~15:00)







③マルシェ・アリーグル(Marché d’Aligre)



今までのマルシェとはガラッと雰囲気が変わって、こちらは12区にあるマルシェ・アリーグル。お店の人は中東・北アフリカ系の人が多く、とても庶民的な雰囲気です。ムシューたちの呼び込みで周辺は活気に満ちています。価格も低めで、観光客も少ないです。(ガイドブックに載っているので、シーズンはどうなるかわかりませんが。)



アリーグル通りとアリーグル広場に出ている露店に加えて、ここには屋内市場”Beauvau”が併設されています。お肉、お魚、チーズなど、冷却装置が必要なお店はこちらに出ています。僕は今回ここでチーズを買いました。スーパーで買うよりやっぱりおいしい!!



〇データ

Marché d’Aligre

住所 Place d’Aligre 75012 Paris

オープン 室内:火~土(9:00~13:30, 16 :00~19 :30)、日(9:00~13:30)

野外:火~金(7:30~13:30)、土日(7:30~14:30)

④ラスパイユのBIOマルシェ(Marché Rapail)



毎週日曜日にラスパイユ大通りで開催されるBIOマルシェ。オーガニック食品に特化された市で、観光客も多く訪れています。BIOの食品は近年の健康ブームや自然志向で人気が広がっているそうで、スーパーにもBIOコーナーがあります。街を歩いているとBIO食品専門店もあるので、フランス人の関心が高いのでしょう。

ここでは野菜や果物はもちろん、魚、肉、チーズ、ワインも買うことができます。価格帯は高いですが、珍しい野菜も見かけますし、お総菜やお菓子も買えるのでめぐっていて楽しいです。日用品も数は多くはないですが、ちらほらと見かけます。



〇データ

Marché Raspail

住所 boulevard raspail 75006 Paris

オープン 日(9 :00~15 :00)(火・金は通常のマルシェ)



おわりに



僕も含めですが、多くの留学生はスーパーで買い物をするのが普通でしょう。でも忘れてはならないのは、僕らが住んでいるのは食の大国、フランス。マルシェはフランス中から集められた新鮮な食品の宝庫です。早起きした日には、マルシェに行って新鮮な食料品を買ってくる。これも、フランスならではの生活ではないでしょうか。

1 件のコメント:

  1. konnichiwa

    nihongo key board ga naku gonmennasai

    tanoshii blog korekaramo hasshin shitekudazsai

    akiko inoue

    返信削除