2015年2月26日木曜日

留学中の旅行

こんにちは。はじめまして。

リール政治学院(Sciences Po Lille)に留学中の早稲田大学法学部2年の山田諒と申します。
Sciences Poはフランス各地にあり、全部で9校あります。
社会科学系のグランゼコールですが、それぞれの学校ごとに特色があるようで、
Sciences Po LilleはEUに関する授業が有名です。
さて、毎週の膨大な読み課題があったりexposéがあったり忙しい毎日ですが、もうすぐバカンス。
あと1週間待つばかりです笑

現在留学中の人の中には、すでに冬のバカンス中の人もいるかと思います。
(冬休みは地域別に時期をずらしてるみたいです。)

フランスの大学には、2週間以上のバカンスが年4~5回はあります。
このバカンスを利用して、国内外問わず旅行ができるというのは、フランス留学の大きなメリットです!
ということで、今日はヨーロッパ旅行事情について少し書いてみようと思います!!
政治的、経済的、そして文化的な統合が進むヨーロッパ、その典型的な例として、シェンゲン協定があります。
これは、加盟国相互の通行の自由化と手続きの簡素化が実現したもので、
イギリスとアイルランドを除くEU加盟国が加盟しています。これにより、短期の観光客を含め、
基本的にフランスに入国=シェンゲン協定加盟国にも入国することができる、という制度です。
(あくまで原則です。期間とかの制約はあるので詳しくは大使館等に確認してみてください。)

シェンゲン協定加盟国間の出入国の際は、パスポートコントロールもないことがほとんどです。
なので、外国に行くという感覚をあまり感じることもなく、フランスから出ることができちゃいます。

また、欧州統合の一例として、共通通貨ユーロ使用国は、両替の必要がないというのも便利です。
次に、交通機関について。

大陸続きのヨーロッパは、鉄道やバスがとても発達しています。
僕が旅行をする時によく使う交通手段を少し紹介したいと思います。
まずはご存知、フランスの国鉄SNCF。フランスの新幹線TGV、ローカル線のTERなどを運行しています。
近隣諸国の国鉄との相互乗り入れなんかもやってます。

学生がSNCFの鉄道を利用する場合、carte jeuneというユース割引カードの購入(50€)がおすすめです。
このカードを持っていると、ユース割引が1年間適用され、正規料金の25~50%お得に乗れます。
次にバス。
国鉄SNCFが運行するIDBUS。各地のSNCFの主要駅を繋ぐ長距離バスです。
ロンドンや、ブリュッセル、アムステルダム、バルセロナ行きのバスもあります。

そしてEurolines。
ヨーロッパ各地を繋ぐ国際長距離バスで、北欧や東欧へも行くことができます。
バスは電車に比べて時間がかかる上、遅延も多いですが、鉄道の半額ほどの料金です。
車内にはトイレがあり、wifiにも接続できるので、意外と快適に移動できます。

ヨーロッパには日本以上にLCC(格安航空会社)が多く、各地に就航していますが、
広大なヨーロッパをのんびりと景色を眺めながら陸路で移動するのも、個人的には一興だと思います。
僕が滞在するリールは地理的に非常に便利な位置にあります。
パリまでTGVで1時間、ブリュッセルまで40分、ロンドンは1時間半など近隣の大都市へのアクセスがいいです。
旅行好きな人にはおすすめな留学先です!

僕はこの地の利を生かしてすでに7ヶ国、19都市を旅行しました。
本当は旅行先をひとつひとつ紹介したいところですが、長くなるのでやめておきます…。
僕にとってバカンス中の旅行は留学中の最大の楽しみの一つであり、
日々の多忙やストレスから解放され、良い息抜きになっています。
旅先で会う人と仲良くなったり、現地の文化に触れたり、毎回収穫も多いです。
留学は学業第一ですが、休みを利用して旅行に行くというのも留学の醍醐味の1つだと思います。
なんだか旅行ブログのようになってしまいましたが、まだあまり旅行に行けていない方や、
これから留学する方に少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは良い休暇をお過ごしくださいね!
Bonnes vacances !

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