あけましておめでとうございます。
「自己紹介」
2016 年8 月下旬から東京大学の全学交換留学でエコールポリテクにて経済学を勉強しているエレンです。私は半年の留学を計画していたので今月末にフランスでの留学が終了となります。大切な記憶を辿りながらここで味わったこと、経験談を書いていこうと思います。
「学校・寮⑴」
パリから1時間離れている郊外に位置しています。3 年生までの生徒は全員キャンパスの寮生活が義務付けられています。寮はシャワーとトイレがついている一人部屋で広く快適です。キッチンは共用です。
「学校⑵」
エコールポリテクニクは工科大学です、完全に理系の方に向かっていて開講される授業のほとんどが応用数学・物理・など数学が強い学校です。経済学が文系に属している日本と違ってフランスでの経済学の立場は文系と理系の間ぐらいだと思います。エコールポリテクニクでの経済学は理系に近いような学問でした。ポリテクニシャン(ここの生徒)は入学してからすぐ勉強を始めるのではなく軍事訓練・インターンなどを経験してから学校に戻ります。彼らがキャンパスで勉強を始めるのは1年の最後・2年の最初の頃からだと思います。そして彼らが自分の専攻を決めるのは3年になってからのことです。1・2 年は東大の前期教養学部のように幅広く色んな学問に触れるために設けられた時間らしいです、この時期の授業用語はフランス語ですが3年になってからは英語で行われる講義が増えていきます。ここでの1年生は日本での学部3年生と同様で4年が終わり卒業する彼らは修士号に相当する学位をもらえると聞きました。
「授業」
私は2年生として参加させていただきました。履修した授業は主にミクロ・マクロ・計量経済学です。その他、語学・スポーツ・人文の授業もあります。
授業は「大講堂授業+少人数演習」の組み合わせで行われます。演習の授業では教授が用意した問題を解いていきます。ランダムに生徒を当てて黒板で直接解かせることも珍しくないです。もちろん解けなくてもいいです、むしろ先生も学生が皆完璧に解けることを期待してないと思います。戸惑いながら質問しながらヒントをもらいながら解いていく感じです。このようにここの学生は学んだ知識を鍛える時間が別に設けられています。出席チェックや課題ももちろんあるのですがその割合は少なく試験一発勝負の科目が多いです。信頼がすでに与えられているので自分次第で得られるものは変わってくると思います。
「その他」
(−)
(−)
-女子率は2割もないです。
-交換留学生には融通が効くものの、一般学生は週3回スポーツ授業が必須です。
-最寄りの駅からは傾斜の激しい階段を約15分登らなきゃならないです。
-最寄りの駅からは傾斜の激しい階段を約15分登らなきゃならないです。
-選んだスポーツごとに強い結束力のコミュニティーができていて友達が一気に増えます。
- 外に出るのが大変なのでキャンパスの中で完結できます。
「最後に」
勉強が大変なのはどの学校でも同じだと思うので勉強しながら苦労したことは秘密にしておきたいですが(苦笑)それでもポリテクニクを選んだことを一度も後悔したことありません。ハードな勉強に負けないように素敵な先生・友達が周りにいて支えてもらったのでなんとか楽しく明るく過ごすことができたと思います。理系科目あるいは数学を使った経済学を本気で勉強したい方ならフランス語がまだできない状態でも目指してみてください。努力を払う価値の充分にある格好いい学校です。最後まで読んでくださってありがとうございます。
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